社長挨拶

ここ数年間、新型コロナや物価高、更には電子部品を中心とした物不足に悩まされて参りましたが、今年に入りようやく少し明るい兆しが見えてきたような傾向を実感しています。
さて、昨年度2022年度の弊社グループの経営につきましては、環境が厳しい中、新しい顧客の開拓、構造改革の推進による生産性の向上、加えてコムシスグループ内での業務推進体制の見直しなど、例年以上に経営改革を推進した結果、年度初めに目標とした営業利益12.2億円を上回る見通しとなりました。
加えて、グループ子会社であるSYSKENテクノ社において、宮崎県における拠点ビルを宮崎市瓜生野地区に新宮崎支店ビルを新築するとともに、SYSKEN熊本支店においても老朽化していたビルを解体し、新オフィスビルの建築が6月には完成する運びとなっています。
更には、オリジナルのノウハウや失敗談を織り込んだ「SYSKENバイブルづくり」も、この数年間精力的に取り組んだ結果、全タスクで期待した以上の内容となってきました。
ハード面、ソフト面、心理面、ともに向上し、組織としての力強さが増してきたと実感しており、今後の飛躍も期待が膨らむところです。
さて、2023年度につきましては、今までの経営改革をベースに新たな取り組みも加え、より高みのステージに向かって牽引したいと構想しております。
この構想をキャッチフレーズ「さあ行こう!!SX 5.0」に込め、既に社員とともに気持ちを一つにしたところです。
ちなみに「SX」は、SYSKENトランスフォーメーションの略で、「5.0」はソサイエティ5.0を支える組織力をイメージしています。
なお、高みのステージづくりには、社員のモチベーションの維持・向上対策も更に充実することが必須であり、給与水準の引き上げ、物価高に対する救済支援、子育て世代の手当アップなど賃金面の見直しを実施しました。加えて、時間外の短縮化やスマートな業務運営など働き方改革も引き続き取り組んで参ります。
また、社内だけではなくパートナー会社との更なる信頼関係の向上対策として
①安全装備・機器の充実、②休日増加に向けた発注コントロール、③採用問題へのサポートなど、本音のご意見をしっかり受けたまわりながら、有効な対策をタイムリーに展開致します。
2023年度も厳しい経営環境下ではありますが、「最大の誠意」、「最良の技術」、「最高の品質」により、地域や社会の発展に貢献して参りたいと思いますので、ご指導・ご支援宜しくお願い申し上げます。
